加賀山孝子 = 著
壮大な『ルーゴン・マッカール叢書』を残した19世紀の文豪エミール・ゾラの人間像を追う。 ゾラは自ら写真を撮り、自転車を愛用し、機関車を作品のテーマに選ぶなど新しいものを好み、時代を先取る気性に富んでいたことはよく知られている。あの膨大な書簡集を手にするとき、当時電話回線が一般に普及していなかったことを喜ぶのは決して筆者だけではないだろう。(「おわりに」より) 加賀山孝子(かがやま・たかこ) 1932年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。フランス文学専攻。昭和女子大学教授。