あらすじとエッセイで味わう ベストセラー世界の文学 20世紀(1)

 芳川泰久 = 編
  芳川泰久・荻野哲矢・中野茂= 著

◆A5判並製 ◆201頁
◆本体価格1600円
◆ISBN:4-86042-031-4

日本図書館協会選定図書

レストランのテーブルクロスに描かれて誕生した「星の王子さま」。旅の途中、エンジンが故障で動けなくなった船のなかで生まれたメグレ警部。たった100部の初版からベストセラーになった『ベニスに死す』…ベストセラーはどのように生まれるのか。ヒット作品の生まれた背景と秘話をこっそりお教えします。読者・作者・出版人必見!

(「目次」より)
モーリス・ルブラン『怪盗紳士リュパン』(1907)
—リュパンはフランス版シャーロック・ホームズとして生まれた
トーマス・マン『ヴェニスに死す』(1912)
—初版はたった百部のベストセラー
マルセル・プルースト『失われた時を求めて』(1913-1927)
—草稿ノートは七五冊、推敲は三五回
アンドレ・ジッド『田園交響楽』(1919)
—ローマ法王庁に禁書にされ、なおかつラテン語にまで訳された小説
アガサ・クリスティ『スタイルズ荘の怪事件』(1920)
—世界中で二〇億冊売った作家
ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』(1922)
—1922年2月2日 縁起をかついで出版日を決めたジョイス
フランシス・スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』(1925)
—なぜか作者が死んでから売れだしたベストセラー
など、誉れ高い25の名作。

著者
芳川泰久(よしかわ・やすひさ)
1951年埼玉県生まれ。早稲田大学文学学術院教授。著作に『漱石論—鏡あるいは夢の書法』(皮で書房新社、1994)、『書斎のトリコロール』(自由国民社、1994)、『小説愛—世界一不幸な日本文学を救うために』(三一書房、1995)、『闘う小説家 バルザック』(せりか書房、1999)、『横断する文学』(ミネルヴァ書房、2004)『私をブンガクに連れてって』(せりか書房、2006)がある。
荻野哲矢(おぎの・てつや)
1978年新潟県生まれ。文筆家。
中野茂(なかの・しげる)
1966年群馬県生まれ、文学博士(2004、パリ第Ⅷ大学)。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学(2006)。現在青山学院大学・早稲田大学講師。


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